予告先発!?
2012/03/14 10:57:33
さんこんにちは、『由良日記』の更新です。
今日はまず、本日3月9日の朝日新聞に乗っていたこんな記事を紹介します。
『セも予告先発導入
臨時理事会ファン拡大を狙う』
プロ野球セ・リーグは8日東京都内で臨時理事会を開き、今季開幕から予告先発を導入する事を決めた。セ・パ交流戦を含むレギューラーシーズン144試合で実地され、上位3チームによるクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズは対象外となる。セの観客動員は2年連続で減少しており、人気投手らの登板を知らせるファンサービスで観客増につなげたい考えだ。(3月9日朝日新聞朝刊より一部抜粋)
この『予告先発』というのは、パ・リーグにおいては既に何年も前から実地されてきましたが、セ・リーグでは実地されてきませんでした。その理由は簡単に書いてしまえば、各チームの戦術に大きく影響するためです。
例えば、相手チームの先発投手がA投手と予想されるとき、自軍のチームがA投手に応じて、相性の良さや打順、右打ち、左打ちのバランス等、色々な戦術を考えて試合に望んだとします。ところが、実際に相手の先発投手がB選手だった場合、A選手を想定して練った戦術は通じにくくなってしまいます。
このように、自軍の先発を事前に発表するということは、自軍の手の内を相手に見せる事にもなるし、その分戦術の幅も狭くなります。セ・リーグが『予告先発』を実地してこなかったのは、こういった戦術面に支障をきたすからだと思います。
さて、皆さんはこう言った『予告先発』をどう思いますか?観客の増員に繋がると思いますか?俺は大して効果はないように思います。では、どうして観客が減っているのか、自分なりに考えてみた結果、観客減少の大きな要因の一つはやはり、有力選手の相次ぐ海外流出にあるのではないかと思います。
近年、※入札制度や※FA宣言を利用して、※メジャーリーグで野球をするために海外に渡米する日本人選手が後をたちません。しかしファンというのは、ひいきチームのみに関わらず、個々の選手にもついており、例えば○○選手の投球が見たい、とか、○○選手と○○選手の対決が見たい、と思いながら野球を見ている人もいます。そしてその期待は選手の実力が高ければ高いほど膨らみます。そういった実力のある選手が国内を飛び出して海外でプレーするような事になれば、そうそう応援には行けないだろうし、プロ野球ファンの中には何か置いていかれてしまったような寂しさを感じる人も要るのではないでしょうか?このまま毎年のように有力選手の渡米が続けば、野球そのものの面白みも薄くなりますし、観客動員数が減ってしまうのも無理のないことかと思います。観客を増やしたいのなら、この『選手の国外への流出』を止めることが一番だとは思いますが、現状では難しいだろうなと思います。
※メジャーリーグ アメリカのプロ野球リーグの事
※FA宣言 フリーエージェント宣言の事。対象選手がこのFA宣言を行う事により、他球団(メジャーリーグを含む)へ移籍する権利が与えられる。海外FA権を取得するには10年がかかる。
※入札制度 ポスティングシステムともいう。ある選手がメジャーリーグへの移籍を希望した場合で、所属球団が制度を承認したときに可能。メジャーリーグへの移籍を希望する選手に対して、その選手の獲得を希望するメジャー球団が、幾らかの金額でその選手との『交渉権を落札する』制度。『交渉権』はその選手の獲得を希望するメジャー球団の内、提示金額が最も高く、尚且つ所属球団を納得させるだけの額を提示したメジャー球団が得る。結果、その選手とメジャー球団側の交渉がまとまれば、この時の『落札金』が移籍前の球団に入ることになる。FAを持たなくてもメジャー球団への移籍が可能となる。
今日はまず、本日3月9日の朝日新聞に乗っていたこんな記事を紹介します。
『セも予告先発導入
臨時理事会ファン拡大を狙う』
プロ野球セ・リーグは8日東京都内で臨時理事会を開き、今季開幕から予告先発を導入する事を決めた。セ・パ交流戦を含むレギューラーシーズン144試合で実地され、上位3チームによるクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズは対象外となる。セの観客動員は2年連続で減少しており、人気投手らの登板を知らせるファンサービスで観客増につなげたい考えだ。(3月9日朝日新聞朝刊より一部抜粋)
この『予告先発』というのは、パ・リーグにおいては既に何年も前から実地されてきましたが、セ・リーグでは実地されてきませんでした。その理由は簡単に書いてしまえば、各チームの戦術に大きく影響するためです。
例えば、相手チームの先発投手がA投手と予想されるとき、自軍のチームがA投手に応じて、相性の良さや打順、右打ち、左打ちのバランス等、色々な戦術を考えて試合に望んだとします。ところが、実際に相手の先発投手がB選手だった場合、A選手を想定して練った戦術は通じにくくなってしまいます。
このように、自軍の先発を事前に発表するということは、自軍の手の内を相手に見せる事にもなるし、その分戦術の幅も狭くなります。セ・リーグが『予告先発』を実地してこなかったのは、こういった戦術面に支障をきたすからだと思います。
さて、皆さんはこう言った『予告先発』をどう思いますか?観客の増員に繋がると思いますか?俺は大して効果はないように思います。では、どうして観客が減っているのか、自分なりに考えてみた結果、観客減少の大きな要因の一つはやはり、有力選手の相次ぐ海外流出にあるのではないかと思います。
近年、※入札制度や※FA宣言を利用して、※メジャーリーグで野球をするために海外に渡米する日本人選手が後をたちません。しかしファンというのは、ひいきチームのみに関わらず、個々の選手にもついており、例えば○○選手の投球が見たい、とか、○○選手と○○選手の対決が見たい、と思いながら野球を見ている人もいます。そしてその期待は選手の実力が高ければ高いほど膨らみます。そういった実力のある選手が国内を飛び出して海外でプレーするような事になれば、そうそう応援には行けないだろうし、プロ野球ファンの中には何か置いていかれてしまったような寂しさを感じる人も要るのではないでしょうか?このまま毎年のように有力選手の渡米が続けば、野球そのものの面白みも薄くなりますし、観客動員数が減ってしまうのも無理のないことかと思います。観客を増やしたいのなら、この『選手の国外への流出』を止めることが一番だとは思いますが、現状では難しいだろうなと思います。
※メジャーリーグ アメリカのプロ野球リーグの事
※FA宣言 フリーエージェント宣言の事。対象選手がこのFA宣言を行う事により、他球団(メジャーリーグを含む)へ移籍する権利が与えられる。海外FA権を取得するには10年がかかる。
※入札制度 ポスティングシステムともいう。ある選手がメジャーリーグへの移籍を希望した場合で、所属球団が制度を承認したときに可能。メジャーリーグへの移籍を希望する選手に対して、その選手の獲得を希望するメジャー球団が、幾らかの金額でその選手との『交渉権を落札する』制度。『交渉権』はその選手の獲得を希望するメジャー球団の内、提示金額が最も高く、尚且つ所属球団を納得させるだけの額を提示したメジャー球団が得る。結果、その選手とメジャー球団側の交渉がまとまれば、この時の『落札金』が移籍前の球団に入ることになる。FAを持たなくてもメジャー球団への移籍が可能となる。
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