忍者ブログ
2025 07
≪ 2025 06 1 2 3 4 56 7 8 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 31 2025 08 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



ボーリング大会

「ダン!」
「ゴロゴロカッコーン!」
 騒音と歓声と音楽で賑わうその場所には綺麗に磨き抜かれた床が天井の照明を反射し、
ピカピカに輝いています。その大きな部屋には何本もの長いレーンが縦に伸び、レーンの先には白いピンと大きなスクリーンがあります。そこに集う人々は手に手に大きくて重そうなボールを持ち、レーンの先にあるピンに向かってボールを転がしては興奮して喜んだり、落胆したりします。その中のレーンの数本にピースフルリンクの所員さんや職員さんの姿がありました。先週の日曜日ラウンドワンにて行なわれたボーリング大会の一コマです。
 今年もピースフルリンクで行われたボーリング大会は参加希望者が多いこともあり、数チームで、数本のレーンに分けて行われました。去年もそうですが、公平を期すため、普通の投球はせず、滑り台の様な長い板を使い、その板の片方を投球者の膝に、もう片方をレーンの先端に設置して投球を行いました。
コース選択は車椅子の位置を変えたり、板の先端をいじったりして調整します。こうすることによってあまり強い力を使わなくても、軽くボールを押すだけで投球が可能となります。レーンはガーター無しというルールで行なわれました
 そんな中で始まった今年のボーリング大会は、俺も他の所員さんや職員さんも苦戦を強いられました。というのも、ボールに変な回転が掛っているのかレーンが歪んでいるのか、投球後のボールは中々真っ直ぐに進んではくれず、レーンの後半にさしかかると徐々に右側にコースを変えていきます。中には「ボールが真ん中に当たらない」と嘆いている人もいました。
 また、折角真ん中付近にボールを投げ込んでもレーンの隅や両端等当てにくいところにピンを残してしまう人もいましたし、俺もこういった不運としか思えないような状況に何度も陥りました。
 それでもこのレーンに『ガーターがない』以上俺にはある秘策がありました。それはガーターを遮る両端のフレームを利用してボールに変化をつける事です。
 例えばレーン左端にピンを何本か残してしまった時、敢えてボールが左側のガーターフレームに当たる様に台やボールの勢いを調整して投球をします。
すると、レーンの途中で左のフレームに当たったボールは右に軌道を変え、今度はレーンの途中で右のフレームに当たり、ボールは再び左へ軌道を変えていき、そのままピンへ…という感じでフレームを使ってボールの軌道をコントロール出来るのが由良流攻略法です。フレームのどのあたりでどれくらいの強さでボールを当てるか、その後ボールがレーンの何処をどう通ってどう変化するか、ちゃんと投球ラインを読み切ればこの方法は有用です
 途中電子スコアが異常を起こして俺と所員さんの出番が入れ替わったりもしましたが、俺も他の所員さんや職員さんも含め、一投一投に一喜一憂の一日でした。
PR


この記事へのコメント

この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字






この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31