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告白

暑い日が続きますね。今日は朝からバテ気味です。
最近は退勤後真っ直ぐに帰宅しているので、毎日の活動には特に変化がなく、このページに何を書こうかなぁと悩むことが多いです。
帰宅後何をやっているのかというと、『読書』と『ゲーム』ということになります。
今回は最近読んだ本について書こうと思います。
俺は本を読むのは好きなんですが、それを上手くまとめたり誰かに対してきちっと説明したりするのが苦手で、ごく一部の本を除いては、そういった書き込みを出来るだけしないように心がけてきましたので、今回の本の内容紹介にも正直自信はありません。
この間、職員さんから湊かなえさんの『告白』という本を借りて読んでみました。
簡単にあらすじを書いてしまうと、ある事情で担任教師の娘を殺すことになってしまった二人の少年と娘を殺されてしまったその教師、そして加害者少年の家族の話です。
この小説の面白いところは『主人公が居ない』という点です。つまり、それぞれの章ごとに、あるときは少年Bの話、次の章では少年Bの母親に関する話…と章ごとにそれぞれ視点が切り替わっていき、別々の登場人物の様々な視点から物語が進んでいく点です。そして各章での登場人物の内面の状態や、その後の後日談が書かれている点です。
例えば少年Aと少年Bであれば、少年Aと少年Bがどうして殺人を犯すことになったのか、また、その後彼らがどのような心境で、どのような日々を送っていたのか、ということが緻密に詳しく書かれています。読んでいて決して楽しい本ではありませんが、この作品は最近の世の中の世相を映し出している一冊でもあったと思うし、色々と考えさせられる所もありました。
おれは幼少のころからいろんな本を読んできましたが、『自分にとって面白い本』というのは、『読むものでなく、読ませてくれるもの』だと思っています。
それはつまり、『残りのページや本の分厚ささえも気にせず本の世界に没頭させてくれる本』ということですが、その点で言ってしまえばこの本は充分読者に対して『読ませてくれる』良作です。
沢山書いてしまいましたが、気になる人は読んでみてください。
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