月姫
2011/02/25 10:02:14
寺町通りの一画に漫画やアニメ専門のお店があります。お店の入り口にぶっとく大きな立体文字で『漫画館』と書いてあります。
このお店はその名の通り、漫画やアニメ、(ついでに書いておくとゲームの攻略本等もあります。)の書籍やグッズをこれでもかとばかりに揃えたお店です。お店の規模はそれほど広くはないのですが、漫画やアニメグッズの品ぞろえという分野においてはアニメイトを凌ぐかもしれないと思っています。俺は欲しい漫画が書店に無かった時、真っ先にここに向かいます。エレベーターがないせいで残念ながら二階に行くことは出来ませんが、二階にはDVDやフィギア等もあるそうです。
俺はその漫画館に最近休日を利用してちょくちょくと出入りをしています。『真月譚 月姫』というコミックを探すためです。
以前このアニメを動画サイトで観賞したのですが、アニメ全体の話数が、12話しかなく、まだまだ回収されていない伏線が数多く存在する気がし、ウィキペディアでこのアニメの漫画版がないかと調べてみたところ、しっかりと存在しました。ただその辺の書店にはその作品のコミックは置いておらず、それならばとこの漫画館をあたってみて、やっと見つけることが出来ました。
※ 以下ネタバレご注意下さい。
物語は幼いころある出来事で死にかけた遠野志貴が病院のベッドで奇跡的に生還するところから始まります。そのときを境に志貴はモノの壊れやすい部分を線としてみることが出来る『直死の魔眼』という目を持つようになります。その能力をもてあましていた志貴は偶然出会った女性からたしなめられ、その目の能力を封じる眼鏡を受け取ったことにより、徐々に普通の生活を取り戻していきます。
しかし子供のころから預けられていた親戚の家から実家に帰るころ、全身の血を抜かれて人が死ぬという不穏な猟奇事件が町で起き始めます。この出会った時吸血鬼によって志貴の日常が非日常なものへと変わってしまいます。
といった感じでしょうか?
吸血鬼と志貴がある吸血鬼を追って夜の街で死闘を繰り広げるホラーアクションですね。真祖と死徒の関係、協会や魅了の魔眼、ヒロインアルクェイドが八百年前に犯したただ一度の過ち、ネロの正体、シエル先輩の過去や志貴に秘められた強大な殺人衝動…アニメ版では到底語られなかった月姫の深い世界や謎がそこに描かれていました。何より、5巻において描かれるアルクェイドと志貴のデート場面におけるアルクェイドの可愛さは尋常ではなく、その意味では買ってよかったなと思いました。注文をつけるなら、絵におけるグロさというか、えぐさみたいな物をもう少し抑えて欲しかったというところでしょうか?
まだ途中までしか読んでおらず、続きが楽しみです。個人的にアニメ版のような悲しい結末にはなって欲しくないなぁと思っています。PR
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