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無人の駅長室

今朝は少し自宅を出るのが遅れたため、いつもより遅く阪急線の最寄の駅に着きました。いつものように駅構内を進んでいき、駅長室まで向かいます。というのも俺は電車を降りるときも電車に乗るときも駅員、その他の人の手を借りなければ乗降が出来ないからです。駅長室の扉の前にたどり着き、コンコン、と軽く戸をたたくといつもであれば駅員さんが出てきて乗降を手伝ってくれるはずでしたが…数分間待ってみても駅長室の扉の奥からは
何の音沙汰もありません。心配になって、近くに居た男性に、
「駅員さん居ますか?」
 と俺が尋ねてみると、男性は改札の窓から駅長室を覗き込んで、
「いないみたいですよ」
 と答えてくれました。
 俺が利用する最寄の駅に至っては時たまこんなことがあります。以前は常に二、三人の駅員さんが駅に常駐していましたが、現在は朝ともなると駅に常駐している駅員は一人しか居ません。
 つまりその唯一の駅員さんが駅の用事などで駅長室を空けてしまうと、事実上、駅長室は無人となり、その間はほかのお客さんに対応できない状態です。
 以前は駅員であるにも関わらず、なんてずさんな管理体制なのか、と腹を立てたりもしたのですが、毎日駅員さんと話をしていると、不景気による人件費の削減など、阪急側にもいくつか事情がありそうです。そんなことを考えると、一方的に腹を立てるのは間違えかと今では思っています。どうせ毎日顔を合わせないといけない、その人たちの力が必要だというなら、出来るだけ良好な関係でいたいですね。
 さて、問題はどうやって乗車をするのか、ということです。とりあえずホームに行き、ついさっき入って来たばかりの電車の車掌さんに、
「これに乗りたいんですけど大丈夫ですか?」
 と聞いてみました。
 この言葉の真意を説明すると、今俺の使っている電動車椅子は、転倒防止のためのキャスターが付いており、これを内側にたたんでからでないと、前輪を挙げることは難しくなります。いろんな駅に行ってみてもこのキャスターのことをよく知らないため、乗降の際に苦戦する駅員さんが、結構居ます。普段駅員さんの持ってきてくれる黒いスロープがあれば何の問題も無いのですが…スロープを取りに行っている時間はなさそうです。
「駅員が来てないみたいですね」
 と車掌さんが言うので、俺が
「駅長室に誰も居なかったんですよ」
 と答え、どうしたものかと思っていると、近くに居た白髪の男性が協力を申し出て車掌さんと協力し、強引ではありますが何とか電動車椅子の前輪を電車の入り口に乗せ、乗降に成功しました。ここまでくれば後は車掌さんから烏丸駅に連絡を取ってもらうだけです。毎度のことなので、そのあたりはこちらが何も言わなくても駅員さんのほうでよく心得ておいてくれました。
 しかし、駅を利用したいのに、人員の不足によって、決められた時間以外は駅員が常駐していない可能性があり、そのことによって駅を快適に利用できない人が居るというのは、どう考えても理不尽です。三人も四人もというわけではありませんが、せめてもう一人くらい、予備の駅員さんがいればと願わずにいられません。
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