終わらないゴタゴタ
2011/03/08 11:54:05
今朝、テレビを付けると、民主党前原さんの辞任のニュースをやっていました。
これは政治資金規制法で禁じられている外国人からの献金を前原さんが知らないうちに受け取っていたことに端を発する問題です。
自民党等の野党はこれを足掛かりに与党である民主党を徹底的に追及し、解散総選挙に持ち込む腹づもりのようですが…正直言って気にいりません。
その理由をいくつかあげてみると…
まず第一に、民主党は選挙の時に掲げた公約のほとんどをきっちりと実現させていません。選挙時に掲げていた子供手当の増額、普天間基地の移設といった主要公約を全く実現しないまま国民の期待を裏切るような形でこの政党を解散させて良いのでしょうか?出来ないことは出来ないこととして、公約を修正するなどし、きちっと四年間政権を務めたうえでその手腕が評価されるべきです。
第二に国会や政治は、国のため、しいては国民のためにあると思います。ところがたまの休みに国会中継を見てみれば、問題発言がどうの、裏金がどうの裁判がどうのと国の行く末そっちのけで与野党の足の引っ張り合いが続きます。そして挙句の果てには首相を代えろ、という話になります。一体、ここ数年でこの国の総理大臣が何人代わったのか、そして総理が代わるたびにどれだけの野党が政権の足を引っ張ってきたのか…そのサイクルがどれだけ繰り返されてきたのでしょう?
年金、医療、雇用、孤独死、虐待…様々な課題が山積し、この日本の国に渦巻いています。献金がどうの不正がどうのという話はひとまず隅においておき、もっと真剣に与野党の垣根を越えてこの国の持ついろんな課題に着手すべきではないでしょうか?
日本の国民に絶望を与えているのは、不正などではなく、いつまでたっても続く与野党の罵り合いと進むことのない議論、そしてそれによって一向に見えてくることのないこの国の未来ではないでしょうか?
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