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花いちもんめ

 いつも、『由良日記』を読んでくれている皆様、ありがとうございます。
  突然ではありますが、今後、こちらの事情で毎日続けてきたこの『由良日記』の更新度を大幅に減らすことになりそうです。作業の合間を見て時々は更新することがあるかもしれないので、その際にはお付き合い下さい。
 さて、今日はいつもと少し趣向を変え、『わらべうた』に関することを書こうと思います。
 今では『わらべうた』などを歌って遊ぶ子供は少ないかもしれませんが、昭和生まれの人であれば、昔は皆で集まって楽しく遊んでいたなあと当時を思い出す人もいるでしょう。
 ところが、こういった『わらべうた』の由来を調べてみると、想像もつかないような闇の歴史が明らかになります。
 今回は『花いちもんめ』という童謡を取り上げたいと思います。 『花いちもんめ』の歌詞の中に
 
勝って嬉しい花いちもんめ
負けて悔しい花いちもんめ
 
 という部分があります。
 
 これはかつて貧しい家に『子供を売らないか?』という人買いが訪れ、親は口減らしのために、子供を人買いに売ったということに由来するそうです。
 人買いは気に入った女の子(花)を見つけ、『あの子が欲しい』と言いますが、親は『あの子は長女だから』と別の子を人買いに勧め、親は人買いに『幾らでこの子を買ってくれるのか』という商談をします
 そして人買いが当時の通貨である※『一』(いちもん)という大変安価な値段でその子供を買い取ろうとします。『花いちもんめ』の『いちもん』はここから来ているようです。
 さらに、歌詞の続きは、
 
 勝って(買って)嬉しい花いちもんめ
(人買いが安く子供を買えると喜んでいる様子)
 負けて(値切られて)悔しい花いちもんめ
(親が自分の子供を値切られて悔しがっている様子)
 あの子が欲しい
(人買いが子供を欲しがる様子)
 あの子はわからん
(親があの子はわからん(値切りすることが出来ない)と言っている様子)
 相談しよう
(人買いが親に相談を持ちかける様子)
 そうしよう
(親が人買いからの相談に応じる様子)
http://hagakurecafe.gozaru.jp/kurayami14douyou.html
 歌詞の解釈には地方によって色々な説があるようですが、人買いが女の子を買い取った際の人身売買の様子が歌になったものらしいです。
 
 インターネットで調べただけなので、歌詞の意味が何処まで本当かは定かではありませんがこんな歌を楽しそうに歌いながら遊んでいたと思うと、背筋が寒くなりますね。
 
 
 
※「花一匁」匁(もんめ,≒3.75g)は重さの単位です。昔,花の売買は重さ基準で行われていました。昔の色町で芸者を買う際の値段が花一匁≒花一輪=1人の芸者を指したそうです。(http://homepage2.nifty.com/osiete/seito73.htm
 
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